今日もいつも通り家でゴロゴロしていると、突然隣人のアンドリューがやって来る。
「ジャックフルーツ食べよう!」
またか…
これで任地に赴任してからアンドリューとその仲間達とジャックフルーツ会をするのは3回目だが、このアンドリュー、大家さんの親戚ということで、家についての相談は全部のってもらっているし、昼過ぎなのに朝から何も食べていなかった自分は喜んで承諾。
いつも通り他愛もない話をしながらジャックフルーツを食べ、ダラダラしていると
「今日はこの後豚肉食べに行こうぜ!」
と誘って来るアンドリュー。
だったらジャックフルーツ食べないで最初っから豚肉食べに行けばよかったのに…とも少し思ったが、もちろん豚肉は食べたいので「お、いいね!」と喜んでアンドリューの誘いにのることにした。
アンドリューの仕事仲間は仕事があるから来ないということなので(アンドリューも仕事あるんじゃ…)アンドリューの甥のモーゼスを途中で拾ってから豚肉屋さんへ。
豚肉屋に着くと何やら豚肉を目の前にして考え込むアンドリュー。
「どんくらい食べる?」
あ、それを悩んでたのね。普段どんくらい食べてるかわからないしアンドリューに一任すると。
「じゃあ2.5kgで!あ、あとここの肝臓もつけてね!」
と店主に伝えるアンドリュー。1人1kg弱か、割といったな。まあでもいけるだろう。
これから作るからあっち座って待ってて、とのことなので先客のおじさんの隣に座り、世間話をする。


炎天下の中20分程歩いて来たので、喉が渇いたため水を買おうと思い、モーゼスにどこで水が買えるか尋ねると
「あそこの店で買えるよ。ほら、アンドリューがいるとこ」
と道の反対側の店を指差しながら言う。見てみると確かにアンドリューが何かしている。
店に行ってみると、どうやらアンドリューはジャガイモを買っているようで、「ジャガイモ食べるよね?」と聞いてくる。
「まあ食べるけどどんくらい買うつもり?」
「うん、2kg!」
2kg⁉︎
もしやさっき肉を買ったことを忘れてるんじゃ…と思い聞いてみるが
「もちろん覚えてるよー。あとキャベツ半玉とトマト15個と玉ねぎ10個買うよん」とのこと。
野菜は全て日本のものよりも小さいとはいえ、確実にtoo much。
ってか肉3kg弱に芋2kgはやべーだろ!と思い、多すぎるよと伝えると
「大丈夫、大丈夫。俺もお前も体デカイし、こんくらい食べるよ」と笑顔で答える。
確かにアンドリューも自分ほどではないが体は大きい。そしてやけに自信満々なので、おそらくアンドリューが大食漢なのだろうとここは引き下がることにした。
その後アンドリュー曰くここらで1番のコックさん(と言ってもどう考えても揚げすぎの豚肉を、市販の調味料と野菜でひたすら炒める火加減もクソもない料理でどこで差が出るのか…)が作ること30分強、出てきた料理がこちら。

当たり前だけど量が多い!(写真じゃあまり伝わらないのが残念…)
かなり不安は募るが、気を取り直して食べ始める。
半分くらいまでは順調に進み、ふと気づくとこんな脂っこいものを食べてるのに2人とも全く水を飲んでいない。おそるべし…。これは案外いけるかもしれない。
が、残り4割ぐらいまできたところで、突然アンドリューが
「俺もうお腹いっぱい。」
うおおおい!!!お前が1番早く腹一杯になるんかい!あの時の自信はどこ言ったんだよ!
しかも「全部食べてね」とか言ってくる始末。
文句を言いたいところだが、小柄なモーゼスが頑張っているので、特に何も言わずひたすら食べ続ける。
が、残り1割強のとこでモーゼス脱落。
でもモーゼスは頑張った。心の中で密かに拍手を送る。問題はアンドリューだ。流石にキツくなってペースが落ちてきた俺を見て
「Are you defeated?(負けちゃうの?)」
とか煽ってきやがる。「いや、俺は多いって言ったよね!」って言ってやりたいが、目の前に食べ物があれば食べてしまうのが大男の性なのか、残したくはない。
思えばこの体のせいで、今まで国内外問わず大量に食べさせられてきた。先輩に連れられ、ラーメン9人前の大食いチャレンジに挑戦させられた時はもっときつかったはずだ。
結局、大男の意地でなんとか全部食べきる。喜ぶアンドリュー。
喜ぶのも束の間、さっさと会計を済ませるアンドリュー。そして
「じゃあ隣のバーでビール飲もうか!」
いや、お前ビール飲めるスペースあるなら飯食えよ!!!
結局アンドリューはバーを2軒はしごして、ビール7本飲んでました。


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