農業研修 4日目! 安かろうは悪かろう

ウガンダ協力隊ブログ

今日は1日、外部の方を招いてスペシャル講義で農薬の危険性についての授業でした。
事例紹介の1つでフィリピンのバナナの農家の話があったけど、その映像が割と衝撃だった。
フィリピンからは皆さんご存知の通り、日本へもバナナは結構輸入されている。もちろんバナナ園も結構広大なわけで、子供達はバナナ園のバナナの木の間をぬけながら通学するそう。そしてなんとその上を小型の飛行機が農薬を散布しながら飛び去っていく。
こんなんベトナム戦争枯葉剤とあんま変わらんやんけ!って思った。

その後も他の似たような事例の紹介と有機農法ではこのような問題が起きないという講義だった。
自分が今実際にやっている中で有機農法は確かに素晴らしいと思う。
化学肥料に頼ることなく生ゴミ、家畜の糞、雑草、落ち葉、全てを無駄にすることなく使う有機農業はとてもいいことだし、できた野菜も美味いし、農作業も楽しい。
理想論で言えば全ての人が有機農業をやればいいと思う。

ただ残念ながら現実はそうはいかないとも思う。
安定供給という問題もあるし、作ったものは売らなきゃいけないから。農薬を使わなかった場合、少なからず病気や虫の被害は出る(と思う)。
農家がその分のロスをコストとして経費に乗せることもあると思うし、有機農法の肥料作りは手間がかかるからそれだけ人も多く雇ってコストもかかる。
値差がどれくらいになるのかわからないけど、それが売れるのかどうか。

自分が前職でエビを売っていた時は、高いエビは売れなかった。
例えばエビを保水剤という添加物の液体に漬け込むと、火を通した時にあまり水分が出ていかず、プリプリの食感を保つことができる。
しかもそのプリプリのエビは普通のエビよりも水分が10%弱多いので、値段も10%弱安い。(要は10%分、水を買っているようなもん、水はもちろんエビより安い。)
確かに保水剤につけるとエビの味は抜けるし、エビの色も抜けるけど、レストランでエビチリとして出てきたら大抵の人はわからないし、安いプリプリエビと高い味がいいエビだったら前者が売れてしまうのが現実。どうせエビは味付けしちゃうからね笑

正直なところこればっかりは消費者が変わらないとどうしようもない。
食品商社で働いて思ったけど、食品に関して言えば値段が悪いものには大体それなりの理由がある。(鶏肉に関しては成長ホルモンの注射のせいで、心臓が体の成長についていかず、心臓発作で死ぬという話も聞いたことある。本当かどうかわからないけど)
かなり金がかかることなので、高いものを買えというわけではないけど、安いバナナを手に取った時に、少しでもフィリピンの子供のことを思い出してもらえばと思う。


(昨日作った「ぼかし」と呼ばれる肥料。土、鶏糞、玄米、土着菌を混ぜただけなのに微生物の活動の熱で湯気が出てる。70~80°くらいあるそう。微生物すごくない?)

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