ウガンダには富士山よりも高い山がいくつかある。
その中のほとんどが最高峰5,109mのルウェンゾリ山地にあるが、コンゴとの国境付近にあり、隊員は立ち入り禁止のため行くことができない。
唯一登ることができる富士山より高い山がケニアとの国境沿いにあるエルゴン山。その標高は4,321m。めちゃくちゃ覚えやすい笑。
登山好きの自分としては登らないわけにはいかない!
とうことでエルゴン山登山してきた。
エルゴン山はケニアとの国境に位置し、東アフリカで最も古い火山の1つとのこと。

マユゲから車に揺られること4時間ほど、出発地点となるKapkawe exploration centreに着く。
地図を渡され、軽く登山行程の説明などを受ける。
「初日が一番きついから頑張ってね」
「そうなんかー、初日のキャンプ地まではどのくらいあるの?」
「28kmだね」
∑(゚Д゚)
え…………。
ご冗談でしょう……??
自分の感覚がおかしかったのかと思い、すぐさまアプリに入っている過去の日本の登山記録を見てみる。

やはり自分の感覚はおかしくなかった。
富士山を須走ルートで登った場合、公式では登り7.8km、下り6.2kmの往復14km。
それなのにこのウガンダ人、平然と1日に登りだけで28kmとか言ってやがる。
4,321mといえども3泊もするし簡単だろうと鷹をくくっていた自分は少しビビるが、きっとアフリカだから距離を測り間違えたんだろうと自分に言い聞かせる。
その後、一緒に登る友人も到着したので早速夜ご飯の準備。
やっぱ焚き火ご飯はいいね。

景気付けにビールを1本のみ、極寒の水浴びをし就寝。
翌日7時に出ると言われていたが、すっかりアフリカンタイムに慣れた自分たちはゆっくり紅茶を飲み朝のティータイムをのんびり過ごし、結局出発したのは9時半過ぎ。
・登山経路
1日目:Kapkawe(2,057m) → TuTum Cave(2,667m) → Kajeri camp(3,383m)
2日目: Kajeri camp(3,383m) → Muyembe camp(3,980m) → Mude camp(3,500m)
3日目:Mude camp(3,500m) → Wagagai peak(4,321m) → Mude camp(3,500m)
4日目: Mude camp(3,500m) → Sasa river camp(2,900m) → Budadiri(1,250m)

◾️1日目
3泊するのでもちろんテントや食料を持っていかなければいけない。
しかし自分たちで持っていくのは大変なので、自分たちはポーターを3人雇い、護衛兼ガイドのレンジャー2人と合わせて5人を雇って出発。

最初の方は猿に出会いながら森の中をひたすら進む。


途中、薪運びをする地元住民と何度もすれ違う。
そして最初の休憩ポイント、Tutum caveに到着。

ここで軽くパンなどの昼食を食べる。
休憩中に雨が降り始めるが、止まっているわけにもいかないので雨の中進む。
森を抜けると少し風景が変わってくる。

夕焼け!綺麗だった。
そしてやっと初日のキャンプ地、Kajeri campへ到着。
すでに陽は落ち、ギリギリの到着。これ以上遅かったら暗くて進めなかったかも。
朝のんびりし過ぎたことを反省。
みんな濡れているのですぐさま焚き火を囲み服を乾かす。
みんなで焚き火を囲むのってやっぱいいなー。
夕食は持参した米とスクマ(ウガンダでよく食べる葉っぱ)とツナ缶の炒め物
◾️2日目
簡単に朝食を済ませ、極寒の川の水で洗顔、歯磨きをしていざ出発。
2日目は快晴!

と思っていたら天気は悪くなり結局また雨。
寒さと雨のせいでこの日はほとんど写真撮ってません…。
この日の一番高いところ。晴れてればめちゃくちゃ景色いいはず。
◾️3日目
頂上アタックの日。しかしこの日も雨。
山頂行く日ぐらい晴れて欲しかった。
尾根伝いに歩くので雲が多いけど景色は綺麗。
雲がなければ相当綺麗なはず。


レンジャーの水の運び方がアフリカンスタイル。
そしてついに頂上到達!
雨も降っているので早速レンジャーに頼んで記念撮影をパシャり。
安定の指写り笑。
そしてもう1枚パシャり。
むしろどう撮ったらこう撮れるのか教えて欲しい笑。
その日は同じキャンプサイトまで戻って終了。
毎度のごとく焚き火を囲んで濡れた服を乾かしていると、この日は他の登山客がどんどんとやってくる。
小さい古屋にウガンダ人ぎゅうぎゅう詰め。
これはこれで面白かった。
◾️4日目
ついに最終日。
今日はひたすら下山するだけなので一番楽…のはずがこの日も雨。しかも豪雨。
途中ですれ違ったウガ人登山客の格好が全く登山じゃない。
ゴゴゴゴゴという土砂崩れの音も聞こえ始め、マジでやばくなってくる。
段々とレンジャーの顔も険しくなり、もしもの時に全員が土砂崩れに巻き込まれないように距離をあけて下るように言われる。
そしてついに集落があるとこまで降りてくる。
危険地帯を乗り越え、レンジャーの顔にも笑顔が戻り一言
「We have survived.」
そんなニコニコして言わないでよ笑。
まあ何はともあれ無事に下山できてよかった。
色々大変だったけどその分めちゃくちゃいい思い出になった。
確実にウガンダの思い出3本の指に入る思い出。
また良い山があったら登りたいなー。