今回はタイのカンチャナブリーに行ってきたのでそれについて。
カンチャナブリーは自然が多くいろんな滝があるし、戦時中に日本軍が作ったことで有名な、映画「戦場にかける橋」の舞台になったクウェー鉄橋がある。
バンコクからも車で2時間〜2時間半ぐらいで行けるので、もし参考になれば。
・カンチャナブリーとは?
カンチャナブリー県はバンコクから北西に2時間〜2時間半ぐらいのところにある県。

たぶんほとんどの日本人が知らないと思うけど、タイではまあまあな観光地にはなってる。
理由としては自然豊富な滝があることと、クウェー川鉄橋があること。
クウェー川鉄橋も日本人にあんまり知られていないけど、クウェー川鉄橋は戦時中に日本軍が作った「泰緬鉄道」(Thai-Burma Railway)の一部で、名前の通りタイからビルマ(今のミャンマー)へ通る鉄道。
・泰緬鉄道とは?
戦時中にマレー半島に上陸してどんどん北上する日本軍は、インドへの進出を目論んで拠点となるタイからビルマへの物資輸送のために鉄道を作る必要があった。
計画当初は建設に5年かかると言われたけど、戦時中にそんなに待ってられるわけもなく、突貫工事を決定。
ただ突貫工事のための日本兵は足らず、そのために連合国軍の捕虜や現地民(タイ人、ミャンマー人、マレーシア人など)を強制労働させ、かなりの死者を出した日本軍の汚点の1つ。
ちなみに当時のビルマ司令官だった木村兵太郎は戦後の東京裁判で、「ビルマ司令官が泰緬鉄道の惨状を知らないはずがない」ということで、「ビルマの屠殺者」と呼ばれてA級戦犯で死刑になってる。(これだけの理由ではないけど)
そんな悪名高き泰緬鉄道の中でも1番建設が難航したのが、川の流れが早いカンチャナブリーにあるクウェー川の鉄橋。
そんなクウェー川鉄橋の建設を題材にしたのがアカデミー賞をとった、「戦場にかける橋」。
前置きが長くなったけど、今回はそんなクウェー川の鉄橋と戦争博物館などに行ってきた。
・第二次世界大戦&JEATH戦争博物館
クウェー川鉄橋から歩いて3分ぐらいのところにある博物館。
JEATHはDEATHをもじっていて、建設に関わった国であるJapan、England、America、Thailand、Hollandの頭文字をとって作られた言葉。
入って早々に日本軍が使っていた汽車がお出迎えしてくれる。

ここは公共機関の博物館とかじゃなくて、資産家の人が集めたコレクションを展示してるって感じで、けっこう展示品の置き方とかは適当だし、なんか臭いし冷房ないしって感じだけど、写真とかの展示品も多くて生々しい当時の様子を知ることができる。






ここの博物館はすごいおすすめ!って感じではないけど、クウェー鉄橋のすぐ近くだし、入場料も200円ちょっと(50THB)だから行ってみてもいいかも。

・クウェー川鉄橋
今回のメインであるクウェー川の鉄橋。
米英制作の「戦場にかける橋」の映画が有名だからか、ここは欧米人の観光客が多い。


ちなみにみんな橋の上を普通に歩いてるけど、この鉄道は今も現役で電車通る。笑
電車が来たら橋の横に突き出てる避難所があるからそこに避難する。

2016年には日本人がここで自撮りしてたら列車に撥ねられて、下に落ちて肋骨6本折る事故も起きてるので、観光の際は列車にご注意を。
次回へ続く→
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