日本の食品輸出の現状③

旅行

今回も前回の続き。
日本の青果物輸出は厳しいという話。

長くなっちゃったけど、今回で終わりにします。

前回の続き↓↓

oldkingtono.hatenablog.jp

無駄に使われる税金

最後は税金のお話。

食品の輸出を増やすために政府からは輸出することに対して補助金が出る。

例えば、タイにリンゴを輸出して、タイの小売りで試食などのプロモーションをすれば、そのプロモーション費用として〇〇百万円が使えたりする。

確かに、日本産の果物を食べたことがない消費者に試食で味を知ってもらうことはいいことだと思う。
ただ問題はそれがずっと同じ場所で行われていること。

こういう試食をずっと同じところでやってて、新たな顧客の開拓に全くなってない。

理由としては、この補助金ありきで商売が成立しているから。
そりゃ海外のお客さんも「日本のリンゴ買ってプロモーションしたら数百万あげます」と言われたら日本のリンゴ買うよ。笑

日本産のプロモーションはいろんなところでやってる

日本の税金をあげる代わりに果物買ってもらってるようなもので、補助金がなくなればいつでも無くなるような商売。将来的な輸出増加には全然繋がらない。

もちろん全部の商売がそうじゃないけど、そういう部分もけっこうあった。

個人的には、税金はそれこそ国内の規格を統一するのに使ったり、輸出向けを生産する農家の補助金だったり、今を凌ぐだけの補助金じゃなくて未来につながるようなことに使ってほしい。

日本のガラパゴス化

色々と思っていることを書いてきたけど、結局一番の原因は「日本がガラパゴス化してること」だと思う。

日本の国内需要が大きいので、そこだけ見て商品を作る。

だから国際基準の規格ではないし、国内輸送しか考えてないから輸送効率も悪いし、日本で人気のある品種(シャインマスカットとか)しか作らない。

国際輸送を考えた時は輸送効率ってめちゃくちゃ大事だし、海外で人気があってもっとほしいと言われていても、国内で人気がない品種は作られない。

正直なところ、これは青果物だけの話じゃない。

例えば日本の食品工場。
世界的にISOとかの認証は必須だけど、日本でISOをとってる工場は少ない。
だから海外に輸出できない。

理由は簡単で、日本で売るには必要ないから。

添加物でもその問題は多くて、例えばタイではトレハロースという添加物は禁止されてるけど日本ではOK。

なので日本ではトレハロースを使っている商品は普通にあるけど、そのせいでトレハロースを使っている日本の製品は基本的にはタイに輸入できない。(トレハロースは最近危ない成分ではないと言われているけど。)

他にも、タイでは飽和脂肪酸の表示は義務になってるけど、日本では義務になってなかったりする。

なので日本の製品は商品にどれだけ飽和脂肪酸が入っているかわからず、表示ができないのでタイへ輸出ができない。(もちろん研究機関で調べればいいんだけど、日本は高いし結果までの時間が長い。)

タイはコレステロールとか飽和脂肪酸の表示が必須

タイが何でここまで食品に厳しいかというと、タイは食品輸出国だから。

トレハロースに関しては、アメリカが長年その成分の危険性について言及してきたし、飽和脂肪酸に関しては、欧米やオーストラリア、韓国、台湾、マレーシアなど表示を義務付けている国は多い。

それらの国に食品を輸出するタイは、それらの国の基準に合わせなければいけないので、ここまで厳しくなってる。

要は、世界のマーケットを見て世界の基準に合わせているタイと、日本国内のマーケットしか見ていなくてガラパゴス化した日本の違い。

タイは人口6,000万人ぐらいで、平均年収は150万円ぐらい。
それに対して日本は人口1億2,000万人で平均年収も500万弱くらい。

国内マーケットの大きさが違うのは明らかで、日本が今まで外を見なかったのはわかるんだけど、そろそろ世界に目を向けないとやばいんじゃないの?と思う。

多分これは食品だけじゃないんだと思う。

電化製品でも色んな機能つけて値段高くしても国内はいいかもだけど、海外的にはそんな機能いらないしってのが多い気がする。(4Kテレビとかあるけど、東南アジアでそこまで品質高いの求められない。)

まあ要は何が言いたいかというと、日本ももっと世界に目を向けないとダメだよねという話。

だいぶ長くなったけどこれにて終了。
次回からはタイのことなどについて書いていきたいと思います。(結構更新ペースは遅いと思います。)

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